9/15(月)感銘を受けた朝礼

倫理法人会では、本誌『職場の教養』を使用した活力朝礼を推奨しています。

活力 朝礼とは、「生きがいをもって、明るく朗らかに働く」(明朗)、「仲良く調和のとれた職場環境を築く」(愛和)、「お客様・地域発展のためイキイキと働く」(喜働)を目指した、企業が元気になる朝礼のことです。

飲食店を営んでいるMさんは、友人から勧められて「活力朝礼コンテスト」を見学しました。「勉強になるから」と半ば強引に誘われたのです。当初は仕方なく参加しましたが、いざ本番が始まると舞台にくぎづけになりました。 参加企業の社員が一列に並び、声や動作を揃えて経営理念の斉唱や挨拶練習に取り組んでいる姿に感銘を受けたのです。じかん
中には企業独自のメニューで笑いも起こり、心温まる時間を過ごしました。
終了後、「貴重な機会をいただきありがとう」と友人に感謝を伝えました。
翌朝から早速、活力、朝礼を取り入れたMさん。改善すべき点は多いものの、社員がイキイキと働ける職場環境を築いていきたいと意気込んでいます。

今日の心がけ 良い職場環境を目指しましょう

職場の教養感想

Mさんが朝礼コンテストを見学し、翌日には自社に取り入れたという一節に心を打たれました。多くの場合、人は「いい話を聞いた」「勉強になった」で終わり、実際の行動に結びつかないことが少なくありません。けれどもMさんは、感銘を受けたその勢いを冷ますことなく翌朝に実践しました。この“即行動”こそが最大の価値だと思うのです。

逆にいえば、感動は時間が経つほど揮発してしまう。やる気を翌週まで寝かせてしまえば、結局何も変わらない。行動を後回しにしない素直さが、職場を変える第一歩になります。ただ、ここでの盲点は「改善すべき点が多い」という事実。即行動は勇気ですが、同時に試行錯誤もつきまとう。完璧でなくても始める、その姿勢が周囲に安心感を与えます。

信成万事の精神でいえば、「まず信じて始めること」。感動を熱いうちに行動へ変える習慣を職場に根づかせれば、理念は紙上の言葉でなく、日常の動作として生きてくるのだと感じました。

実践アイデア

  • 感銘を受けた瞬間に「24時間以内にできる一歩」を必ず決める。
  • 朝礼で「昨日学んだことを今日やった人」を1人紹介する。
  • 振り返りノートをつけ、学びと行動を“セット”で記録する。

印象に残った一文

「翌朝から早速、活力朝礼を取り入れたMさん」
— 感動を翌日に落とし込む、このスピード感に学びたい。